マエケン、4回1失点で初セーブ 鬼気迫る表情で初救援登板
「ドジャース7-2レッズ」(9日、ロサンゼルス)
先発ローテーションから降格したドジャース・前田健太投手(29)がメジャー初の救援マウンドに上がった。救援は広島時代の2008年に1度あるだけ。「自分の任された場所で結果を残すしかない。落ち込んでいても仕方ない」。課題の立ち上がりも、苦手な左打者も関係ない。鬼気迫る表情で、4回を1失点で初セーブを挙げ、上々の結果を出した。
六回、いきなり中軸打線との対戦となった。ボットを遊ゴロに仕留めた。4番スアレスは外角スライダーで、売り出し中のシェブラーはつり球の速球で、連続で空振り三振に取った。
今季は先発10試合で計52回1/3しか投げられず「ずっと調子が悪くて、危機感はあった」と打ち明ける。後がない立場だったが、この日は150キロ前後の速球を連発し、変化球も低めに集めた。ロバーツ監督は「闘争心が伝わってきた。もう少し救援をやってもらうが、きょうはいい球を投げていた」と笑顔だった。