ダルビッシュ快投6勝目 「ナンバーワン」の打線に1安打1失点
「アストロズ1-6レンジャーズ」(12日、ヒューストン)
「メジャーでナンバーワン」と認める打線を封じた。レンジャーズのダルビッシュ有投手(30)が七回までわずか1安打1失点。「調子が良くない中、一人一人に対して投げちゃいけない球と投げていい球を冷静に考えて投げられた」と4試合ぶりの白星をかみしめた。
ア・リーグ西地区で首位を独走するアストロズと今季初対戦した2日が転機になった。3失点で今季最多タイの7安打を浴び、今季最短タイの五回で降板。「それまでのキャリアは自分のポテンシャルでやっていたが、それじゃ駄目だと気付かせてもらった」
その後は相手の研究にこれまで以上の時間を費やした。一回は全て内野ゴロで三者凡退にするなど、4奪三振でも打たせて取る投球がさえた。
青木も2度ゴロに仕留めた。これまでなら「あ、青木さんだ」と意識していた日本人対決だが、顔も見ず「エーオキ(青木の米国での発音)だと思って自分のスカウティングリポートの中で投げた」。情報を活用し、新境地開拓を印象付けた103球だった。