マエケン復活!7回0封6勝目 2戦ぶり先発でリズム良く92球「今年一番」
「ドジャース4-0エンゼルス」(27日、ロサンゼルス)
リズム良くストライクを先行させる持ち味が戻ってきた。ドジャース・前田健太投手(29)は92球で七回まで無失点に切り抜け、6勝目を挙げた。「今年一番の投球ができた。今は必死なので、それがいい結果につながっている」と振り返った。
4日を最後にローテーションから降格した。今季は立ち上がりから失点を重ねて球数が増え、早い回での降板が続いていた。だが、リリーフに配置転換され、スタイルを変えた。「様子を見ず、最初から全力で投げて打者と早く勝負する」
2試合ぶりに先発したこの日も三回までわずか1安打に抑えた。四回1死一、二塁では4番バルブエナに対し、緩急を駆使しながら最後は狙い通りに直球で空振り三振にし「ゲッツーより三振。走者を進めないように」。救援経験を生かしたような投球で封じると、次打者は遊ゴロでこのピンチをしのいだ。
降格後の4試合で計17回を2失点と好投を続け、復調を示した。次回先発は決まっているものの、ローテーション復帰は未定の中「うまくいかないことも自分の糧にしたい」と決意を込めた。