イチロー 代打で四球 試合前には「レーザービーム」捕球の元同僚と再会

 カージナルス戦の7回、四球を選んだマーリンズのイチロー=セントルイス(共同)
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 「カージナルス14-6マーリンズ」(3日、セントルイス)

 マーリンズのイチロー外野手(43)は七回に代打で途中出場し、四球だった。守備には就かず、1打席で退いた。

 5点を追う七回2死一塁。「代打・イチロー」の場内アナウンスに敵地が沸いた。中継ぎ左腕、ライオンズとの初対戦。しかし、打てる球は1つも来ることなく、ストレートの四球で一塁へ歩いた。

 5月31日のフィリーズ戦以来、37打席ぶりの四球。2死一、二塁として好機を広げたが、後続が倒れて反撃はならなかった。

 試合前にはマリナーズ時代の同僚で、現在はカージナルスのベンチ・コーチを務めるデービッド・ベルとあいさつを交わし、談笑した。同コーチはイチローがメジャー1年目の01年4月11日のアスレチックス戦で、右翼の守備位置から三塁へダイレクト返球した時の三塁手。『レーザービーム』と呼ばれ、称賛されたイチローにとっては忘れられないチームメートと旧交を温めた。

 試合はマーリンズの先発、リークが大乱調で3回途中11失点。打線は5回に打者10人で6点を奪う猛攻を見せたが、六回以降はあと1本が出なかった。

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