ダルビッシュ7回1/3を2失点も黒星 孤軍奮闘も8敗目
「レンジャーズ0-3エンゼルス」(9日、アーリントン)
レンジャーズ唯一のオールスター戦選出は、名誉であると同時に孤軍奮闘の象徴のようだ。ダルビッシュ有投手(30)は前半戦最後の一戦で7回1/3を2失点と好投しながら援護がなく、4連敗で3年ぶりの球宴(出場は辞退)に向かうことになった。
数日前の投球練習から試している投手板の中央を踏むスタイルでわずか3安打に封じ「わりと良かった」。一方、借金2のチームにあって、打線や救援陣のサポートがない展開が多く、防御率3・49ながら6勝8敗と黒星が先行。「それは仕方ない」と割り切るしかない状況が続く。
一昨年に右肘手術を経験しただけに「次の試合があるか分からない」との覚悟で、目の前の登板に集中。前半戦を振り返ることはなく「オールスター明けの試合にちゃんと投げるだけ」と決意を示した。