ダルビッシュ、野茂超え32度目の2桁K メジャー史上最高の奪三振率も
「レイズ3-4レンジャーズ」(21日、セントピーターズバーグ)
レンジャーズのダルビッシュ有投手(30)がレイズ打線を圧倒した。8回を5安打、毎回の12奪三振で野茂英雄(ドジャースなど)を上回って日本投手最多となる32度目の2桁奪三振をマーク。自身の7勝目はならなかったが、チームの連敗阻止に大きく貢献し「全体的に良かった」と満足感を漂わせた。
一回のソロで久々のリードをもらいながら、四回に6番ミラーに低めの速球を同点ソロとされると、六回は2番ディカーソンに勝ち越しソロを献上。八回には速球を流し打たれてスタンドまで運ばれる。快音はほぼこの3本のみ。八回になお1死二塁のピンチを切り抜けると、直後に味方が追い付いた。
メジャー公式サイトでカブスが獲得を調査していると伝えられるなど周囲が騒がしくなってきた。そんな中でもきっちりと役割を全う。球団によると、奪三振率11・03は500投球回以上の先発投手ではメジャー史上最高。「2ストライクに追い込んでからは基本的に狙っていた」という三振の山を築き、大先輩の記録を更新した。