ダル自己最悪10失点KO 「トレード話があったから…」
「レンジャーズ10-22マーリンズ」(26日、アーリントン)
日米を通じて初の屈辱だった。レンジャーズのダルビッシュ有投手(30)は3年ぶりに対戦したイチローに適時二塁打を浴びるなど、今季最短の3回2/3を自己ワーストの10失点でワーストタイ9敗目。「四回は甘いところをうまく打たれるのが続いた」と悔やんだ。
1-2の四回無死一、三塁でイチロー。追い込みながら右中間に運ばれ「スライダーを甘いところではあったが、一球で仕留められた」と負けを認めた。その後も勢いを止められず、打者一巡。この回だけで7長短打を浴びて降板を告げられた。
ウエーバーなしで交換トレードができる今月末の期限が迫る中、自身の去就について報道が過熱し、雑音に思いを巡らせることもあったという。そんな中での乱調に「トレード(のうわさ)話があったからこうなってしまったと変に理由を付けて、なかったことにする。何か理由を付けないと(気持ちの切り替えは)なかなか難しいと思う」とショックを隠しきれない様子だった。