青木「びっくり」ブルージェイズ移籍 首位から最下位チームへ
レンジャーズのエース、ダルビッシュ有投手(30)がマイナーの3選手との交換でドジャースに移籍したと7月31日、両球団が発表した。アストロズの青木宣親外野手(35)のブルージェイズへの移籍も決定。米大リーグは同日、当該球団の合意だけで成立するトレードの最終期限を迎え、日本選手2人が駆け込みで他球団に移った。
ア・リーグ西地区で首位を独走しているアストロズから、同東地区最下位に沈むブルージェイズへ。青木は「ダル(ダルビッシュ)がどこに動くのかなと思っていたら、俺だったからびっくりした。まさか自分がこういうふうになるとは思わなかった」と素直な感想を漏らした。
アストロズは11人の選手が2桁本塁打を記録し、強力打線の中で存在感が薄れていた。自ら「外野手の5番手」と言うほどだった。だが、ブルージェイズでも出場機会を増やすには厳しい競争が待ち構える。2010年から2年連続本塁打王のバティスタが右翼、好守のピラーが中堅を占め、青木は今季10本塁打のピアースや、俊足好打で自身と似たタイプのカレラと左翼を争う。
ギボンズ監督は「打席で粘りのある選手だってことはよく知ってるよ」と言いつつも、起用法は「まだ何も決めていない」とした。青木は「(移籍を)前向きに捉えている。出場機会が増えるように、また一生懸命やっていきたい」と抱負を述べた。