ドジャース・ヒル、メジャー史上初の悲運 九回までノーノーも延長十回にサヨナラ被弾で負け投手
「パイレーツ1-0ドジャース」(23日・ピッツバーグ)
ドジャースのリッチ・ヒル投手(37)が九回までノーヒットノーランを記録しながら、延長十回にサヨナラ弾を許して負け投手となった。複数の米メディアによると、ノーヒットノーランを継続していた投手がホームランでサヨナラ負けを喫するのはメジャー史上初めてだという。
今季はここまで9勝を挙げているヒルは八回まで打者を1人も出さないパーフェクトピッチングを披露。しかし、両軍無得点の九回、先頭のマーサーが放った痛烈なゴロ打球を三塁手のフォーサイスがはじくエラーで完全試合は消えた。
無死一塁から犠打で1死二塁。一打サヨナラ負けのピンチを背負ったが、後続を一ゴロ、遊ゴロに仕留めてノーヒットノーランを継続した。
九回を投げ終えた時点で投球数は95。延長十回のマウンドにも立ったヒルだったが、先頭のハリソンに99球目を左翼席に運ばれて力尽きた。
9回0/3を投げて1安打1失点で5敗目(9勝)。10奪三振の力投だった。ドジャース打線は8安打を記録しながら1点も奪えず、ベテラン左腕を援護できなかった。