マー君、日本投手初1年目から4年連続2桁勝利 特別仕様ユニで7回1失点10K

 「ヤンキース10-1マリナーズ」(27日、ニューヨーク)

 ヤンキースの田中将大投手(28)がマリナーズ戦に先発し、7回を6安打1失点、10三振で10勝目を挙げ、日本投手初のメジャー1年目からの4年連続2桁勝利を達成した。

 打線や救援の出来に左右されるため「勝ち星は自分でコントロールできない」が田中の口癖だ。それでも、勝てる理由が随所にあった。一回のピンチを最少失点に切り抜け「1点でも少なく抑えてチームが勝つ確率を高いところで維持することが大事だと思う」。直後に味方が逆転すると二回以降は無失点で粘り、毎回の10三振を奪った。「しっかりプランに沿って一人一人、打者に対して投げていった結果」と満足感を漂わせた。

 スタンドでは妻、息子が見守った。背中に「MASA」と記された特別仕様のユニホームの右袖には「家族」と書き込んでいた。「自分の家族もそうだし、今まで一緒になって野球をやっていく上で、いろいろな部分で携わってくださった人」との言葉にも、白星を呼び込む人柄がにじんだ。

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