田沢5年連続50試合登板 日本投手で初
「マーリンズ7-4ブルワーズ」(16日、ミルウォーキー)
マーリンズの田沢純一投手(31)が6-3の六回2死一塁から登板し、1/3回を1安打無失点、1四球で4試合連続無失点。日本投手初の5年連続50試合登板を果たした。
苦しみながら価値ある記録を達成した。レッドソックスに所属していた昨季、長谷川滋利、岡島秀樹の4年連続50試合登板に並んでいた田沢が新天地マーリンズでも50試合に登板した。米球界9年目の右腕は「(当初は)先発がどうとかいうより、どうこちらで通用するか、だった。ここまで来るとは思っていなかった」と率直に語った。
リードが3点に縮まった六回2死一塁で救援した。当たり損ねの打球が内野安打となり、次打者は四球で満塁とピンチを広げたが、ここでペレスを内寄りの直球で詰まり気味の右飛に仕留めた。
日本のプロを経ずに社会人からメジャー挑戦した。レッドソックスではワールドシリーズ制覇に貢献したが、今季は初のナ・リーグで不振に陥り、脇腹痛による長期離脱にも見舞われた。「いろんな人たちに支えられてここまで来た」との言葉に実感がこもった。