イチロー、代打で遊ゴロ 昨季偉業達成の地で思わぬ足踏み
「ロッキーズ4-5マーリンズ」(25日、デンバー)
マーリンズのイチロー外野手(43)は九回に代打で出場し、遊ゴロだった。守備には就かず、1打数無安打で打率は・258(190打数49安打)。代打安打数は26本と変わらず、6試合を残して最多安打記録まで2本のまま。
敵地クアーズフィールドは昨年8月7日に史上30人目のメジャー通算3000安打を達成した思い出の地。敵地ファンの拍手と歓声を受け、1点リードの九回1死二塁の場面で打席に立ったイチローは中継ぎ右腕のエステベスと初めて対戦。2ボールから156キロ速球と158キロ速球をファウルにして追い込まれた後、外角146キロチェンジアップを打ったが、大きく弾んで投手の頭を越えた打球は遊撃手のランニングスローに阻止された。
試合前にはマーリンズ移籍1年目の15年途中まで監督を務めていたロッキーズのレドモンド・ベンチコーチと談笑したイチロー。代打では7日のブレーブス戦で左前打を放った後は9打席連続でヒットがなく(2四球含む)、思わぬ足踏みとなってしまった。