イチローの来季契約は「新オーナーの考え方次第」 マーリンズの売却承認
大リーグ機構(MLB)は27日(日本時間28日)、オーナー会議を開き、実業家のブルース・シャーマン氏と元ヤンキースのデレク・ジーター氏が中心のグループによるマーリンズの球団買収を全会一致で承認したと発表した。米メディアによると譲渡額は12億ドル(約1356億円)。来週にも最終手続きが行われる予定だという。
球団にはメジャー17年目、移籍3年目のイチローが所属。球団幹部の一人は、10月に44歳を迎えるベテランの今季の働きを高く評価した上で、球団が選択権を持つ来季の契約200万ドル(約2億2000万円)について「もしオーナーの変更がなければ、来季の残留は間違いなかっただろう」と言う。
しかし、球団売却が正式決定したことで「来季に関しては新オーナーの考え方次第。現時点では何とも言えない」と同幹部。イチローの来季契約が不透明な状況にあることを明かした。