マー君、15Kで13勝目 圧巻7回零封、さあポストシーズンへ
「ヤンキース4-0ブルージェイズ」(29日、ニューヨーク)
ヤンキースの田中将大投手(28)はレギュラーシーズン最後の登板でメジャー自己最多の15三振を奪うなど、7回無失点と圧巻の投球だった。首位レッドソックスが敗れたため地区優勝へいちるの望みがつながり「(三振の)数は取れたけど、チームが勝ったことが一番」と悦に入った。
立ち上がりから攻めの姿勢を貫き、五回2死まで走者も許さない。鋭いスプリットで面白いように空振りを取った。1試合15三振はメジャー全体でも今季最多タイで、ヤンキース史上でも7人目だ。
ジラルディ監督は「この先も彼の力が必要だ」と絶賛し、チームが勝ち進めば地区シリーズ第2戦までに起用する考えを示した。田中は「この時期だし、モチベーションも何もない。やるのは当たり前」と、ポストシーズンの舞台を見据えた。