崖っぷちのヤンキース…第3戦先発マー君が救う
「ア・リーグ地区シリーズ・第2戦、インディアンス9-8ヤンキース」(6日、クリーブランド)
ア・リーグの第2戦はヤンキース(ワイルドカード)がインディアンス(中地区)に延長十三回、8-9のサヨナラ負けで2連敗となり、リーグ優勝決定シリーズに進むには1敗もできなくなった。第3戦は8日で、ヤンキースの本拠地ニューヨークで田中将大投手(28)が先発する。アストロズ(西地区)はリーグ優勝決定シリーズ進出にあと1勝。ナ・リーグの第1戦はダルビッシュ有投手(31)、前田健太投手(29)のドジャース(西地区)、昨季のワールドシリーズ覇者カブス(中地区)がそれぞれ先勝した。
ヤンキースは5時間を超える激戦を落とし、崖っぷちに追い込まれた。五回まで5点をリードしながら救援陣が踏ん張れず、痛恨のサヨナラ負け。ジラルディ監督は「継投がうまくいかなかった」と力なく言った。
サイ・ヤング賞(最優秀投手賞)候補のクルバーから三回までに6点を奪い、理想的な展開かと思われた。だが、六回に2番手グリーンが2死満塁からリンドアに満塁弾を浴びてしまう。1点差になって流れが変わると、八回には3番手ロバートソンがブルースに同点弾を許した。最後は6番手ベタンセスが3イニング目に崩れ、サヨナラ打を食らう。
ジラルディ監督は「第3戦は田中が予定通り先発する」と明言。右腕は大きな期待を背負い、自身初の地区シリーズに臨む。