“右殺しの”マエケンPS初星 救援1回0封で連勝貢献「いつもより緊張した」
「ナ・リーグ地区シリーズ・第2戦、ドジャース8-5ダイヤモンドバックス」(7日、ロサンゼルス)
ドジャース(西地区)がダイヤモンドバックス(ワイルドカード)を8-5で下し、2連勝とした。前田健太投手(29)は五回途中に3番手で登板し、1回を無安打無失点でプレーオフ初勝利を挙げた。ナショナルズ(東地区)はカブス(中地区)に6-3で勝ち、1勝1敗。8日(日本時間9日)はア・リーグの第3戦2試合で、2連敗のヤンキースは田中将大投手(28)がインディアンス相手に先発する。
ドジャースが2連勝でリーグ優勝決定シリーズ進出まであと1勝に迫った。レギュラーシーズンで30球団最多の104勝を挙げた強さは、プレーオフに入っても際立っている。3番手で1回を投げてポストシーズン初勝利の前田は「いつもより緊張した。役割を果たせて良かった」と笑顔を見せた。
四回に3-2と逆転し、五回から継投。先頭の左打者ペラルタに左腕シングラーニをぶつけ、1死後に前田が登場。最速95マイル(153キロ)の速球と鋭いスライダーで、一回に2ランを放った主砲ゴールドシュミットらレギュラーシーズン計95本塁打の右打者3人を2三振などで抑え、流れを渡さなかった。
五回に7-2と突き放し、六回1死で前田が降板すると、守護神ジャンセンまで7投手のリレーで逃げ切った。ロバーツ監督は「ケンタ(前田)は右キラーで、継投はプラン通り。攻撃面も良かった。選手たちにこれ以上、言うことはない」と笑顔だった。