ダルビッシュ“圧投”7K&1失点 ド軍29年ぶりワールドシリーズ王手

 「ナ・リーグ優勝決定シリーズ・第3戦、カブス1-6ドジャース」(17日、シカゴ)

 ナ・リーグ第3戦がシカゴで行われ、ドジャースがカブスを6-1で破り、3連勝で1988年以来のワールドシリーズ進出まであと1勝に迫った。先発のダルビッシュ有投手(31)が6回1/3を6安打1失点、7三振で優勝決定シリーズ初勝利を挙げた。

 初回に先制ソロを被弾しても動じなかった。ダルビッシュは敵地の雰囲気にのまれるどころか「すごく盛り上がっているなあって思いました」とまるでひとごと。「その後もストライクを取ることだけを考えた。アプローチは何も変えてません」と言い切った。

 その言葉通り、二回以降は無失点。速球と変化球を織り交ぜて封じ込めた。敵軍のマドン監督も「思い通りの球を投げていた」と脱帽するしかなかった。

 気持ちで1点をもぎ取ったのは六回だ。2死満塁で代打を送られる可能性もあったが、ロバーツ監督は続投を決断。打席に立った右腕は「投球のことは考えず、打席で何ができるかだけを考えた」とバントの構えで相手を揺さぶり、押し出し四球でポストシーズン(PS)初打点。ガッツポーズを見せ、バットを投げるようにしてから一塁へ向かった。

 球団新記録となるPS6連勝で29年ぶりワールドシリーズ進出に王手をかけた。ロバーツ監督は「今夜の主役はダルビッシュだ。相手を圧倒していた」と絶賛した。

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