上原、現役続行へ意欲「また来年頑張ります」 自身のツイッターで「自分が情けない」と悔しさも
「ナ・リーグ優勝決定シリーズ・第5戦、カブス1-11ドジャース」(19日、シカゴ)
カブスがドジャースに完敗し、シリーズ1勝4敗で2年連続のワールドシリーズ進出はならなかった。昨季はリーグ優勝決定シリーズでドジャースを撃破。ワールドシリーズではインディアンスと最終第7戦までもつれる死闘を演じ、108年ぶりのチャンピオンに輝いたが、連覇の夢はかなわなかった。
試合終了から約2時間。「今シーズンが終わりました!応援ありがとうございました」との書き出しでツイッターを更新したのはカブスの上原浩治投手(42)だ。レッドソックス時代の13年以来となる世界一を目標にオフにカブスへ移籍。メジャー9年目の今季は49試合に登板し、3勝4敗2セーブの成績を残した。
しかし、シーズン終盤はけがに苦しみ、背中などの痛みで9月2日を最後にマウンドから遠ざかっていた。今ポストシーズンも出場登録メンバーから外れていたとあって「何も出来なかった自分が情けない」と悔しさをにじませた。
カブスとは1年契約のため、ワールドシリーズ終了後にフリーエージェント(FA)になる可能性が高い。来年4月で43歳になる右腕は「また来年頑張ります」とメジャー10年目に意欲を見せ、最後は「契約があればの話ですが…」との言葉と顔に汗をかきながらほほ笑む絵文字で締めた。