「ア・リーグ優勝決定シリーズ・第６戦、アストロズ７－１ヤンキース」（２０日、ヒューストン）

　アストロズがヤンキースを破り、３勝３敗のタイとした。先発のバーランダーが７回を５安打無失点と好投。３番アルテューベが２点適時打にソロ本塁打と活躍した。第７戦は２１日で、勝ったチームがナ・リーグを制したドジャースと２４日からワールドシリーズを戦う。

　負けられない一戦で、アストロズのバーランダーが７回を無得点に抑え、完投勝利の第２戦に続いて勝ち投手になった。「今が何回とか、次の打者は誰とか、考えなかった。自分の投球をすることだけを心掛けた」と胸を張る。チームは１２年ぶりのワールドシリーズ進出まであと１勝だ。

　３－０の七回無死一、二塁で打席にはヒックス。３球連続ボールとしたが、１０球目のスライダーで空振り三振。「この試合の一球と言われたら、ヒックスへのボール。自分の投球ができなければ、違う試合になっていた」と、より集中力を高めた場面を振り返る。

　打線は７得点と久々につながりバーランダーを「（敵地では）眠っていた巨人だった。もう目を覚ました」と喜ばせた。今プレーオフは本拠地で５戦５勝のチームは勢いを取り戻して第７戦へ向かう。