ダルビッシュ、WS初登板でメジャー自己最短KO マエケン好投もチームは連敗
「ワールドシリーズ・第3戦、アストロズ5-3ドジャース」(27日、ヒューストン)
ドジャースのダルビッシュ有投手(31)がワールドシリーズ初登板でメジャー自己最短となる1回2/3、6安打4失点で負け投手となった。ダルビッシュ降板後に2番手でマウンドに上がった前田健太投手(29)は2回2/3を投げて1安打無失点。ポストシーズン(PS)7試合連続無失点とした。チームは1勝2敗となった。
シリーズ1勝1敗で迎えた第3戦。ダルビッシュは初回、先頭のスプリンガーにカウント3-1から外角151キロツーシームを右中間二塁打。いきなり無死二塁とされたが、後続を抑えて無失点で切り抜けた。
しかし、二回、元DeNAのグリエルに左越え本塁打で先制されると、続くレディックには左翼線二塁打。四球でさらにピンチを広げると、ゴンザレス、マキャンに連続適時打を浴びて3点を失った。1死からブレグマンに左犠飛で4点目を献上し、アルトゥーベに二塁打を浴びたところで降板した。
三振なしで交代するのはメジャー135試合目(PS含む)で初めて。ダルビッシュは敵地ファンのブーイングが渦巻く中、うつむきながらマウンドを降りた。
ダルビッシュと対照的なピッチングを見せたのが、2番手の前田だ。0-4の二回2死二塁から登板し、4番コレアを右飛に仕留めて、流れを断ち切った。
続投した三回は2死から四球で、四回は先頭に単打で走者を背負ったが、粘りの投球で後続をピシャリ。五回、先頭のコレアを遊ゴロに打ち取った後、お役御免となった。
ドジャース打線は六回無死二、三塁から内野ゴロと暴投で2点を返し、2点差に詰め寄ったが、アストロズ先発・マクラーズから勝利のバトンを受けたピーコックに無失点に抑えられた。延長戦で敗れた第2戦に続いて連敗した。