ドジャース、22歳主砲ベリンジャーが決勝打 シリーズ2勝2敗
「ワールドシリーズ第4戦、アストロズ2-6ドジャース」(28日・ヒューストン)
ドジャースが競り勝って対戦成績を2勝2敗とした。
ドジャースの左腕ウッド、アストロズの右腕モートンの投げ合いは息詰まる投手戦。モートンは初回こそ、先頭のテイラーに中前打を許したが、その後は五回まで14打者連続アウトの快投を披露した。ピンチは六回。死球と単打で1死一、三塁とされたが、三塁ブレグマンの好守などで窮地を脱し、スコアボードに0を並べた。
一方のウッドはモートンを上回るピッチングだった。二回に先頭に四球を与えた以外は五回までノーヒットノーラン。しかし、両軍無得点で迎えた六回2死無走者からスプリンガーに対し、カウント3-1から投じた低めのナックルカーブを左翼席へ運ばれる。ブルペンではすでにセットアッパーのモローが臨戦態勢を整えていただけに痛恨の1球となった。
六回に均衡が破られると、試合がさらに動く。1点を追うドジャースは七回1死からベリンジャーの左中間二塁打でモートンをマウンドから引きずり降ろすと、フォーサイスが2番手ハリスから適時中前打を記録し、同点とした。
殊勲の一打はドジャースの22歳の4番、ベリンジャーだ。1-1の九回無死一、二塁の好機に抑えのジャイルズから左中間へ勝ち越しの二塁打。前夜は4打席連続三振と精彩を欠いた若き主砲が決勝点を叩き出すと、犠飛とピダーソンの3ランでさらに4点を加え、試合を決めた。
5点リードの九回から登板した守護神ジャンセンはソロ本塁打を許したが、敵の反撃を抑えて対戦成績を五分に戻した。