マエケン「まだ終わりじゃない」痛恨被弾でPS初失点 チームは崖っぷち

アストロズ戦の5回、アルテューベに同点3ランを浴びたドジャース・前田=ヒューストン(共同)
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 「ワールドシリーズ第5戦、アストロズ13-12ドジャース」(29日・ヒューストン)

 ドジャースの前田健太投手(29)が3点リードの五回2死一、二塁から2番手で登板し、アルトゥーベに同点3ランを浴びるなど、2/3回2安打1失点。チームは延長十回、シリーズ史上2番目となる5時間17分の死闘の末に敗れて2勝3敗となり、崖っぷちに立たされた。

 27日の第3戦でポストシーズン(PS)自己最多の42球を投げたため、前日の第4戦は休養を与えられた前田。7-4の五回2死一、二塁。先発カーショーが連続四球で残した走者2人を置いた場面。2年連続首位打者のアルトゥーベに対し、フルカウントから投じた7球目、甘く入った150キロ直球をとらえられると、打球はセンターフェンスを越えた。

 PS8試合目、シリーズ3試合目の登板で初失点。敵地ファンの大歓声が渦巻く中、マウンド上でがっくり肩を落とした。PSの連続無失点イニングも9で止まった。

 イニングまたぎとなった六回は先頭のレディックを空振り三振。カウント2-2から150キロ直球でバットに空を切らしたが、続くギャティスにはフルカウントから7球目を見送られて四球。ここでロバーツ監督がベンチから出て交代を告げた。

 チームは九回に3点差を追いつき、延長戦に持ち込んだが、最後は守護神ジャンセンがサヨナラ打を許して万事休した。

 試合後の前田は痛恨の1球について「甘いボールを打たれてしまった。もったいなかった」と悔しさをにじませながら「(イニングの)途中からいくのに慣れてないですし、難しさを感じた登板だった」。休養日を挟み、31日(日本時間11月1日)に行われる第6戦は舞台を再び、本拠地に移す。「まだ終わりではないので次に活かしたい」と力強く話した。

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