差別行為で処分グリエル、LAファンから30秒ブーイング
「ワールドシリーズ・第6戦、ドジャース-アストロズ」(31日、ロサンゼルス)
第3戦での差別行為で米大リーグ機構(MLB)から処分を受けたアストロズのユリエスキ・グリエル内野手は「5番・一塁」で出場。二回の第1打席でドジャースタジアムの観客からブーイングを浴びた。
戦いの舞台を本拠地から敵地ロサンゼルスに移して行われた第6戦。騒動後に本拠地で行われた第4、5戦はいずれも試合前打撃練習に参加したグリエルだったが、この日は試合前のフィールドに姿を見せず。プレーボール前に場内アナウンスで先発メンバーが発表された際には他の選手より大きなブーイングが起こった。
二回、先頭で打席に入ると、スタンドからは大ブーイング。ドジャースの先発、ヒルが1球目を投じるまで30秒にわたって不満の声が上がり、投球の間もブーイングはやまず。ストライクがカウントされるたびに大歓声が上がり、カウント2-2からの5球目を打ち上げて一邪飛に倒れると、さらに大きな歓声と拍手が起こった。