ダルビッシュにグリエルが謝意、打席でヘルメット脱ぐ 対戦結果は右飛
「ワールドシリーズ・第7戦、ドジャース-アストロズ」(1日、ロサンゼルス)
3勝3敗で迎えた最終戦、ドジャースのダルビッシュ有投手(31)が先発した。初回、第3戦でダルビッシュから本塁打を打った後に、アジア人を差別するような行動をとったグリエルと対戦した際、グリエル(33)がヘルメットを脱ぎ、ダルビッシュに謝意を示した。
2死走者なしの場面で両者は対戦した。ドジャースの本拠地ドジャースタジアムのファンが大ブーイングを浴びせかける中、打席に入ったグリエルはヘルメットを脱ぎ、ダルビッシュに対して頭を軽く下げた。右飛に終わった際もブーイングがやまなかった。
グリエルは第3戦でダルビッシュから本塁打を打った後、ベンチでアジア人を差別する仕草をしたことが問題となった。MLBはグリエルの来季開幕から5試合出場停止とするなどの処分を下している。
ダルビッシュは立ち上がり、スライダーの制球に苦しんだ。先頭のスプリンガーに左翼線を破る二塁打を打たれると、ブレグマンの一塁へのゴロをベリンジャーが悪送球し、わずか打者2人で先制点を許した。さらに、三盗を許した後、アルトゥーベの一ゴロの間に三走が生還し、初回に2失点を喫した。
さらに二回、スプリンガーに2ランを浴びるなど3失点し、1回2/3を5失点でKO。ドジャースにとって苦しい展開になっている。