マーリンズGM、イチロー再契約の可能性否定「若返りの球団方針に合わない」
米大リーグ、マーリンズのマイケル・ヒル・ゼネラルマネジャー(GM)が13日(日本時間14日)、過去3年間プレーしたイチロー外野手(44)との再契約の可能性を否定した。この日、フロリダ州オーランドで始まったGM会議で取材に応じ、明らかにした。
マーリンズはワールドシリーズ終了後の今月3日に球団が持つ同選手の来季の年俸200万ドル(約2億3千万円)の契約の選択権を行使しないと発表。9月末に球団の買収が正式承認された元ヤンキースのジータ-CEO(最高経営責任者)ら新オーナー陣にとって今オフ最初の決断となった。
過去2年はシーズン終了後にイチローの契約更新を発表していたヒルGMは「若返りを図りたいチームの方針に合わなくなった。この3年間、イチローはチームに多くのものをもたらしたが、これまでとは異なる方向にかじを切った」と説明。
総年俸削減の方針を打ち出していることから、フリーエージェント(FA)になったイチローとは条件を見直して再契約する可能性も考えられたが、同GMによると、選択権を行使しないと決めた際に本人にチームの考えを伝えたという。