大谷がエンゼルス入団会見、背番号「17」ユニもお披露目「一員として優勝目指す」
日本ハムからポスティングシステムを使ってエンゼルスと合意した大谷翔平選手(23)が9日(日本時間10日)、カリフォルニア州アナハイムにある本拠地エンゼル・スタジアムで入団会見を行った。会見では「エンゼルスの一員として優勝を目指したい」などと語った。ファンにも公開された会見では背中に「17 OHTANI」と入ったユニホーム姿もお披露目された。
大谷は第一声を英語で「ハイ、マイネーム イズ ショウヘイ オオタニ」と自己紹介すると、日本語で、「こんなに多くの皆さんを前にすると緊張して、考えていたことを忘れそうです」とジョーク風に話し、エンゼルスのオーナー、社長、GM、監督の名前を呼びながら感謝の言葉を発した。続けて、「僕の家族、チームメート、今まで僕に野球を教えてくださった指導者の皆さま、いつも僕を応援してくださった、日本のファンの皆さんに感謝したいなと思います」などと語った。
さらに、「今回のプロセスに当たり、ホントにいろいろな方に支えられてここまできました。その中でも毎日毎日、何度も何度もミーティングを繰り返し、ホントに親身になってくれたCA(エンゼルス)の上層部の皆さん、およびCAの全スタッフの皆さん、ホントにありがとうございました。きょうこのメジャーリーグのスタートラインに立つことができてホントに感謝してますし、これからエンゼルスの一員として、ファンの皆さまとともに優勝を目指して頑張っていきたいなと思います」と続けた。
会見にはモレノ球団オーナー、エプラー・ゼネラルマネジャー、ソーシア監督らが同席した。冒頭で司会者がこの日の列席者を紹介すると、早くも場内からは大歓声が起こった。エンゼルスカラーの赤のネクタイで登場した大谷はこの間、笑顔を見せたり、通訳の言葉を聞きながらうなずく仕草を見せていた。
大谷の代理人を務めるバレロ氏が11月24日に全30球団に向けて同選手の評価や適応性などを問う7つの質問を送付。各球団から届いた書面によるプレゼンテーションからエンゼルスをはじめ、パドレス、ジャイアンツ、レンジャーズ、マリナーズ、ドジャース、カブスの7球団との面談を実施した。同選手がエンゼルス入りを決断したのは前日8日の朝。交渉期間は21日間あったが、今月1日の交渉解禁からわずか1週間のスピード決着だった。