エンゼルス、237勝左腕サバシアと交渉 大谷の二刀流実現への布石か
メジャーでの二刀流実現を目指す大谷翔平選手(23)の獲得に成功したエンゼルスが、ヤンキースからフリーエージェント(FA)になっているCC・サバシア投手(37)と交渉している、と10日(日本時間11日)、ニューヨーク・ポストのジョージ・キング記者がツイッターで伝えた。
サバシアはメジャー17年、現役2位の通算237勝を誇るベテラン左腕。今季は27試合に先発し、4年ぶりの2桁となる14勝5敗、防御率3・69と安定した成績を残した。
エンゼルスの今季の先発陣は、唯一ローテーションを守ったノラスコと今季7勝のチャベスがそろってFAに。現時点では、初めて2桁勝利をマークしたラミレスとブリッドウェル、さらに13、14年に2桁勝利をマークしながら過去2年は右肘痛に苦しんでいるリチャーズ、さらに14年に16勝を挙げた後、低迷しているシューメイカーらがいるが、実績不足の感は否めない。来季に向けて柱となる存在は不可欠な状況だ。
エンゼルスのエプラーGMは大谷の二刀流を実現させるために来季は6人ローテーションも視野に入れている。サバシアの獲得に成功すれば、夢が現実味を帯びてくる。