大谷、帰国即練習 来春キャンプ初日からフルスロットルだ「100でいく」
日本ハムから米大リーグ、エンゼルスへの移籍が決まった大谷翔平投手(23)が12日、米ロサンゼルスから空路で羽田空港に帰国した。そのまま千葉・鎌ケ谷の日本ハム2軍施設に向かうと、早速トレーニングを開始。現在は右足首のリハビリ中だが、来年2月のキャンプインには「100(%)でいける」と初日からフルスロットルで臨む決意を明かした。
まだスタートラインに立っただけだ。そんな強烈な思いが大谷を突き動かす。夜も明けない午前5時過ぎに羽田空港へ降り立つと、向かったのは千葉・鎌ケ谷。寮に到着してから約3時間半後、午前10時10分にはグラウンドに姿を見せた。
「まずは万全の状態に持っていって、しっかり動けるようにしたい」。屋外でダッシュやキャッチボール、室内では10月に右足首の手術を受けてからは初となるマシン打撃もこなした。
「足首は問題ない。(米国滞在中も)ホテルのジムでウエートをしたり、公園でキャッチボールをしたりしていた」。各球団との交渉から入団会見まで「今まで味わったことがない濃い時間だった」と振り返る裏側で、大谷は当たり前の時間を積み重ねていた。
この日、エンゼルスは来春のキャンプ日程を発表。バッテリーの集合日は現地時間2月13日でキャンプインまであと2カ月。「早い段階で手術させてもらったので、最初から『100(%)』でいけるように準備したい」と決意を込めた。
交渉期限より2週間も早く新天地を決めたことには「(結論を)延ばしたから良い結果が出るわけではない。早く決められれば、それだけ練習に集中できる」と説明。「しっかり活躍するための準備をしたい」。革命的衝撃を世界へ。戦いはもう始まっている。