平野 イチローとの対戦熱望 入団1年目宮古島Cで対戦「もう一度、一緒の空気を」

 オリックスから海外FA権を行使してダイヤモンドバックス入団が決まった平野佳寿投手(33)が26日、大阪市内のオリックス球団施設で会見を開いた。来季への抱負を語るとともに、対戦したい打者にはマーリンズからFAとなったイチロー外野手(44)の名前を挙げた。

 メジャー挑戦の夢をかなえた男は、晴れやかな表情で壇上に立った。平野は「向こうに行くだけじゃなく、結果を出さないといけない。少しでも長くやれるように頑張りたい」と力強く話した。

 最後は数球団との交渉となり、ダイヤモンドバックスに決めた。決め手となったのは「ヘーゼンGMとロブロ監督の自分への熱意です」と説明する。

 対戦したい打者を問われると、少しはにかんで「イチローさん。プロに入って最初に投げたのがイチローさん。もう一回というのはある」と話した。

 2005年度大学生・社会人ドラフト希望枠で入団した2006年2月12日。WBCに向け、宮古島のオリックスキャンプに特別参加していたイチローと紅白戦で対戦。1打席目は二ゴロに抑えたが、2打席目に3ボールからの直球を右翼線への二塁打にされた記憶が鮮明に残る。「もう一度、一緒の空気を吸いたい気持ちはありますね」と再戦を熱望した。

 もちろんそれだけではない。目指すは世界一だ。「日本で優勝できなかったので、向こうで世界一になれるように頑張りたい。試合数にはこだわっていきたい」と意気込んだ。

 会見後には長村球団本部長から花束を贈呈された。旧球団からメジャー移籍をこれほど祝福される選手はいない。誰からも愛された守護神が海を渡る。

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