松井氏 米殿堂入りならず 得票率0・9%「5%未満」で来年候補外に

 米国野球殿堂が24日、今年の表彰者を発表し、初めて候補に入った元大リーグ・ヤンキース外野手の松井秀喜氏(43)は選出されなかった。得票率が0・9%で5%未満だったため、来年の候補から外れた。

 日本勢の候補入りは2014年に落選した野茂英雄氏以来2人目。野手では初だったが、15日に日本の殿堂入りが決まった松井氏の、日米同時の栄誉はならなかった。

 日米合算の成績で考慮する日本の殿堂入りと異なり、米国では大リーグ以外の実績は加味されない。投票権を持つ記者のほとんどは海外リーグに精通せず、メジャーと同水準で見る人も少ない。松井氏自身も、候補者として発表される直前の昨年11月には「1票でも入ったら驚き。10年(メジャーに)いた、ただそれだけ」と話したように、誰よりも実情は理解していた。

 この日決まった殿堂入りは4人。メジャーの強打者として一時代を築いたチッパー・ジョーンズ氏(45)ウラジーミル・ゲレロ氏(42)ジム・トーミ氏(47)や、名抑え投手だったトレバー・ホフマン氏(50)が選ばれた。

 殿堂入りはメジャーで10年以上プレーし、引退から5年以上経過した選手が対象。全米野球記者協会に10年以上所属する会員の投票で、75%以上の得票が条件となる。

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