大谷、メジャー二刀流キャンプイン 投げる前にいきなりサク越え連発!

 「エンゼルス春季キャンプ」(14日、テンピ)

 大リーグは14日、各地でバッテリー組からキャンプインし、エンゼルス・大谷翔平投手(23)は、守備練習など投手のメニューを消化した後にフリー打撃を行い、投打の「二刀流」調整を行った。ブルペンには入らなかったが、フリー打撃では中堅左へ推定130メートルの柵越えを放ち、首脳陣や同僚たちを興奮させた。

 次々と外野フェンスを越える打球に首脳陣や同僚たちが歓声を上げた。投手用練習を終えた後に参加した捕手陣のフリー打撃。最後の5スイングで勝負する“本塁打競争”で大谷はバックスクリーン左へ推定130メートルの驚弾を放つと、さらに右中間へもう一発。持ち味の長打力で早くも見る者を魅了した。

 バッテリー組のキャンプ初日。初めて赤いユニホームを着てフィールドに出た。「身が引き締まる。新たな気持ちで頑張ろう、と」。投手陣でただ一人、肩にバットケースを担いでいた。

 キャッチボールや投内連係、バント処理など、練習内容によってフィールドを分刻みで移動した。約1時間のメニューをこなし、他の投手たちがフィールドを去った後、大谷は野手に変身。約20分間、外野でダッシュを繰り返した。フリー打撃では打撃投手との距離が近く、投球間隔も短いメジャー流を初体験。その打棒で周囲を沸かせたことには「それを気にする余裕は僕にはなかった」と本音を明かした。

 最初の15スイングこそ不発に終わったが、その後の18スイングで7本の柵越え。「慣れていけばもっともっといい練習ができる」と結果には物足りない様子だった。

 メジャーでの二刀流実現に向けての準備期間。「(球団からは)やりやすいようにやってほしいと言われています」。キャンプ2日目は初めてブルペンに入る。「まずは今までやってきたスタイルをここで発揮できるようにやりたい」。大谷がピッチングでも見る者の心をわしづかみにする。

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