エンゼルス大谷「もちろん抑えに行く」初先発は“ホーム開幕戦”
「エンゼルス春季キャンプ」(22日、テンピ)
ついに米国で二刀流がベールを脱ぐ。エンゼルス・大谷翔平投手(23)のオープン戦初先発が24日(日本時間25日)のブルワーズ戦に決まった。
「段階が1歩前に進んだ感じなのでうれしいと思いますし、ここからが本当の勝負。実戦の中で結果を勝ち取りに行きたい」
2回、30~40球を投げる予定。日本では投打の主力だったが、エ軍とはマイナー契約。メジャー登録可能な40人枠入りを目指す招待選手の身。「もちろん、抑えに行く」。にこやかな表情の中に強い気持ちが見えた。
大谷が先発する試合はエ軍のキャンプ施設で行われる“ホーム開幕戦”。最高の舞台が用意されたが「思い通りにいかないことがたくさんあると思うが、前進できるように内容を確認しながら試合に臨みたい」と気を引き締める。
この日はブルペンで30球を投げて調整。フリー打撃では30スイングで6本の柵越え。バックスクリーンを越える推定150メートルの一撃には客席から歓声と拍手が起こった。「徐々に状態も上がってきている」。打者デビューの日も待ち遠しそうだった。