大谷、実戦デビューを映像でチェック「ズレみたいなものは多少ある」
「エンゼルス春季キャンプ」(25日、テンピ)
前日24日のブルワーズとのオープン戦で投手として実戦デビューを果たしたエンゼルスの大谷翔平投手(23)はキャッチボールとフリー打撃を行わず、フィールド上でのウォームアップと室内トレーニングで調整した。
前日は1回1/3、31球を投げてソロ弾を含む2安打2失点。制球に苦しむ場面もあった大谷は試合の映像の一部を見たことを明かし、「ズレみたいなものは多少あるんじゃないかなと思うので修正していけたら」。練習前のクラブハウスではバッテリーを組んだ正捕手のマルドナドと、次回登板に向けて話し込んだ。
日本とは異なり、米国では味方の攻撃中のキャッチボールを禁じられている。前日の登板後の会見でその点について「勉強になった」と言った大谷は「(ベンチの)裏で動くポジションはあるし、イニング間(攻守交代時)のウォーミングアップも8球あるのでフルに使っていければ」と次回登板の対策を立てていることを明かした。
早ければ、あす26日のパドレス戦に指名打者で出場。投手に続いて打者で初実戦に臨む。
「外国人投手の間合いに、打席の中でしっかりタイミングを取っていけるかというのが一番大事じゃないかなと思う。フリー打撃の中である程度、形を作ってきたと思うので相手との距離感をしっかり大事にしたいと思います」
小さく動くツーシームファストボールやカットボールには「特に何も考えていない」と大谷。「速く動く変化球だと思って国際大会もいってました。変化球は変化球という部類で対応していけたらいいんじゃないかなと思います」と続けた。
前夜は同僚のヒーリーらと北米プロアイスホッケー、NHLのコヨーテス対ダックス戦を観戦。しっかりとオン・オフの切り替えをしている。
14日のキャンプインからここまでを振り返り、「実戦にちゃんと入っていけている。やりながらいけばいいんじゃないかな、と思ってた通りなんで順調にきてるんじゃないかなと思います」と話した。