大谷翔平、「2番・DH」で打者実戦デビュー
「オープン戦、パドレスーエンゼルス」(26日、ピオリア)
エンゼルスの大谷翔平投手(23)がパドレスとのオープン戦(日本時間27日午前5時10分開始)に「2番・指名打者」で出場することが決まった。
投手としては24日のブルワーズ戦に先発で初登板しているが、打者としては初めて。メジャーでの二刀流実現を目指す大谷にとっては大きな一歩となる。
前日25日は登板翌日だったため、回復を目的としてフィールドで約20分のウォームアップで体を動かした後は室内でトレーニング。キャッチボールとフリー打撃は行わなかった。
初実戦を迎える打撃について大谷が意識するのはタイミングだ。
「外国人投手の間合いというか、打席の中でしっかりタイミングを取っていけるかというのが一番大事じゃないかなと思う。ある程度フリーバッティングの中で形を作ってきたと思うので、相手との距離感をしっかり大事にしたいと思います」
フリー打撃では右翼方向だけでなく、左中間方向へも柵越えを連発。推定150メートル弾でMVP2回の主砲、トラウトや首脳陣らを驚嘆させた。
ツーシームボールやカットボールなど鋭く小さく球への対応も課題として挙げられるが、「特に何も考えてないですね。『速く動く変化球』だと思って国際大会もいってましたし、特に動くとか動かないとかじゃなくて、変化球は変化球という部類で対応していけたらいいんじゃないかなと思います」と話した。