イチロー、大谷との対決は「できれば僕もピッチャーで」 二刀流の23歳を「だれが見ても世界一の才能」と称賛
大リーグ、マリナーズは7日(日本時間8日)、マーリンズからFAになったイチロー外野手(44)と1年契約で合意したと発表した。メジャー1年目の01年から12年7月まで所属した古巣への6年ぶりの復帰。アリゾナ州ピオリアの球団キャンプ施設で入団会見に臨んだ同外野手は、エンゼルスでメジャー1年目を迎えようとしている大谷翔平投手(23)についても言及した。
大谷とは過去に複数回にわたってプライベートで会っており、昨年12月にエンゼルスと合意した際にもメッセージの交換をしたことを明かしたイチロー。21歳の年齢差を「親子と言ってもおかしくない」と表現しながら「メンタルとしては僕が子供で、彼が親、という感じの印象ですね」と話し、笑いを誘った。
マリナーズとエンゼルスは同じア・リーグ西地区に所属。キャンプ地も同じアリゾナで17日と19日にオープン戦で対戦。公式戦では5月3~5日の3連戦をはじめ、計19試合が予定されている。
メジャーで二刀流の実現を目指す大谷について「まだショウヘイがプレーしてるところを実際に見たことがないので、まず見てみたい。だれが見ても世界一に才能と言ってもいいとよく聞きますし、実際に見たことはないんですけど、僕もそう思います」と言い切ったイチロー。さらに「そんな選手と対戦することっていうのは野球の醍醐味の一つだと思う。必ず実現させられると思うし、できれば僕もピッチャーで対戦したいなと思う」と話し、再び、会見場を沸かせた。