イチローの快足をコーチが絶賛「90%のイチローは100%の他の選手よりも上」
「オープン戦、マリナーズージャイアンツ」(14日、ピオリア)
マリナーズのイチロー外野手(44)がジャイアンツ戦(日本時間15日午前10時40分開始)に「1番・左翼」で出場することが発表された。
イチローはここまでオープン戦2試合に出場し、5打数無安打1四球、2三振。6年ぶりに復帰した古巣での初安打はまだ出ていないが、12日のホワイトソックス戦の四回の打席では8球粘って四球で出塁。後続の右翼線適時三塁打で一気に生還し、古巣復帰後“初得点”を記録した。
イチローの走塁についてマリナーズのブローシャス三塁コーチは「とてもしなやかでいい走りだった。トップスピードで三塁に向かってきていたし、(GOサインは)楽な判断だった」と振り返る。
渡米から1週間、実戦2戦目だったこともあり、試合後のイチローは「まだ重い感じがしてます」「推進力がなかなか出てくれない」と万全ではない様子。同コーチも「イチローは自分の体のことをよく分かっている。まだ実戦に入ったばかり。試合のための走りはこれからだと思う」と理解を示しながら「90%の状態のイチローは完全に仕上がっている100%の他の選手よりも上だということだけは言えるね」と話した。