イチロー、右ふくらはぎの張りで緊急交代 初回の守備の後
「オープン戦、マリナーズージャイアンツ」(14日、ピオリア)
マリナーズのイチロー外野手(44)は「1番・左翼」で出場したが、右ふくらはぎの張りで初回の打席で代打を送られ、途中交代した。
ここまでオープン戦2試合に出場し、5打数無安打1四球、2三振だったイチロー。12日のホワイトソックス戦では四球で出塁した後、後続の右翼線三塁打で一気に生還。しなやかな走りとスピードで観客を沸かせていた。6年ぶりに復帰した古巣での初安打が期待された中でアクシデントは起こった。
異変は初回の守備に就く時に見られた。いつもならベンチを勢いよく飛び出すイチローに躍動感がない。左翼の守備に就いた後、右手で芝の状態を確かめるルーティンは崩さなかったが、到達するまでのスピードはこれまで出場した2試合に比べると60%ほどだった。
初回の守備を終えて自軍にベンチに戻る姿もこれまでとは違った。走ってはいたが、明らかに右脚を引きずっていた。痛みのためか、その表情はわずかにゆがんでいた。