エンゼルス大谷 OP戦打率・100で打撃フォーム改造も「今は見極めの段階」
「オープン戦、インディアンス7-0エンゼルス」(14日、グッドイヤー)
エンゼルスの大谷翔平投手(23)がインディアンス戦に「7番・DH」で出場したが、2打数無安打1死球だった。9打席連続ノーヒットでオープン戦打率を・100まで落とした。
執ような内角攻め。サイ・ヤング賞2度の右腕クルーバーのカットボールとツーシームに翻ろうされた。二回は右足甲への死球で出塁したが、五回は140キロカットボールにバットをへし折られて二飛。八回は元巨人のトーレスの146キロカットボールにバットが空を切った。
試合前のフリー打撃。これまで高く上げてから投手方向に踏み込んでいた右脚の上げ幅を小さくした。「内角球に対処するために脚の動きを小さくする。その動きをパターン化するように言いました」。ヒンスキー打撃コーチが、自分の間(ま)を作れず、凡打を繰り返す二刀流に助言した。すり足打法を試す場面もあった。
打撃フォーム改造の可能性について、大谷が「どうしても変えないといけないところが出てくるかもしれない。今は見極めの段階」と話したのは2日前。この日の試合では劇的な変化こそなかったが、フォーム改造への準備は着々と進めている。
開幕まで15日。現状を打破するために、大谷の試行錯誤の日々は続く。