大谷翔平、4戦16打席ぶり快音 オープン戦打率・107
「オープン戦、エンゼルス-ダイヤモンドバックス」(20日、テンピ)
エンゼルスの大谷翔平投手(23)が「8番・指名打者」で出場し、4打数1安打。六回に4戦16打席ぶり(1死球含む)の安打となる中前打を記録し、打率を・107(28打数3安打)とした。
11日のレンジャーズ戦以来となる快音は六回だ。昨季は1Aでプレーした4番手左腕、ポーシェに対し、カウント2-2と追い込まれながら6球目、外角低めの130キロスライダーにしっかりバットを合わせて中前へ。本拠地スタンドから拍手と歓声が上がった。
オープン戦3本目となる安打は対左腕12打席目にして初めて。ここまで左投手と11打席で対戦し、9打数無安打2四球だった。
この日は二回の第1打席で昨季15勝のエース左腕、レイとの対戦。1死一、二塁の好機に二ゴロに倒れた。昨季リーグ1位の奪三振率を誇る左腕に対し、初球ストライクを見送った後、内角高めの150キロ速球を空振りして追い込まれる。ボール1つを挟み、4球目の134キロスライダーをゴロにするのが精いっぱいだった。
積極打法は三回だ。二死一、三塁の好機。2番手右腕ブレイゼックの初球、151キロを打って出たが、ボールの上っ面をたたいた打球は力のない二ゴロ。打った直後にがっくり肩を落とすしぐさを見せながら一塁へ走った。この時点で打率は・077(26打数2安打)だった。
2打席連続安打が期待された八回の打席は昨季2Aでプレーした右腕のロングに二ゴロ。カウント2-1から内角高めの145キロ直球を打ち損じた。