ダル圧投3勝目「すごく楽しかった」古巣相手に6回1失点7K
「オープン戦、カブス5-1レンジャーズ」(21日、サプライズ)
各地でオープン戦が21日行われ、カブスのダルビッシュ有投手(31)が古巣のレンジャーズ戦に先発し、6回3安打1失点で7三振を奪い、3勝目を挙げた。
約5年半所属した古巣をダルビッシュが圧倒した。主力中心のレンジャーズ打線に六回までを本塁打による1失点のみ。毎回の7三振を奪い「予想通りの雰囲気だった。すごく楽しかった」と晴れやかな表情で振り返った。
6人も並んだ左打者に対し、対右打者に比べて力強さに欠けると課題に挙げていた速球を投げ込んだ。五回は昨季30本塁打のオドルら左3人をいずれも速球で打ち取って三者凡退。六回の最後の打者、ガロも95マイル(約153キロ)で左飛に仕留め「多少真ん中にいったけど、押し込めたと思う」とうなずく。
六回にこの日最速の97マイル(約156キロ)を何度も計測し、82球で登板を終えた後はブルペンでさらに投げる余力があった。「六回でも球速が維持できていた」と仕上がりは上々だ。
開幕前最後となる次回登板は場所を移し、フロリダ州で26日に行われるレッドソックス戦。アリゾナ州での地盤固めは「十分できたと思う」と力強かった。