エンゼルス・大谷、開幕ローテ当確 ライバル4投手がマイナー行き

 「エンゼルス春季キャンプ」(22日、テンピ)

 エンゼルスとマイナー契約している大谷翔平投手(23)が開幕をメジャーで迎え、先発ローテーション入りすることが22日(日本時間23日)、濃厚になった。球団がアリゾナ州テンピのキャンプ地で先発候補だった4投手にマイナー行きを通告した。大谷の次回登板は24日(同25日)の紅白戦で、開幕前は最後のマウンドになるとみられる。

 先発ローテを争うライバルだった4人がマイナー行きを通告された。残る先発型の5投手がそのままローテの5枠に入るとみられる。リチャーズ、スカッグス、シューメーカー、J・ラミレスの4人は先発入りが確実。左のヒーニーは左肘に炎症を抱えており、最後の1枠は大谷になりそうだ。

 本拠地アナハイムの地元紙オレンジ・カウンティー・レジスター(電子版)は「体調が万全な先発投手は5人しかいない」とし、大谷が開幕3戦目の31日(日本時間4月1日)のアスレチックス戦に初登板すると予測。一方でソーシア監督はアリゾナ州グレンデールで行われたドジャース戦の試合後に「まだ決定していない」と話すにとどめた。

 大谷がオープン戦で投げたのは2試合だけで、これまで登板した全4試合で失点している。次回の登板は24日(日本時間25日)の紅白戦で、開幕前は最後の登板になるとみられる。ナギー投手コーチは「一番大切なのは5回で80球くらいを投げること。心配していない」と説明した。

 31日に投手として先発するなら、2日前の開幕戦に指名打者で出場できる。打者として先にメジャーデビューする可能性もある。

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