マエケン「もう見るのやめる」被弾直前に大谷とアイコンタクト
「オープン戦、エンゼルス2ー4ドジャース」(25日、アナハイム)
ドジャースの前田健太投手(29)が先発で5回4安打2失点、5三振無四球。メジャー3年目はオープン戦5試合に登板し、2勝0敗、防御率2・60。17回1/3を投げて16三振2四球だった。
31日(日本時間4月1日)のジャイアンツとの開幕3戦目に先発することが決まっている前田が最終調整の試合で予定の5回をきっちり投げ切った。
最速148キロの直球にツーシーム、スライダー、カーブ、そして、チェンジアップを織り交ぜながらの67球。上げた左足を2段モーション気味にしてタメを作って打者のタイミングを外すなど老かいなピッチングを披露し、「いい調整になったと思います」と話した。
2失点はソロ本塁打2本によるもの。1本目は二回二死走者なしからコザートに高めに浮いた132キロスライダーを左へ。2本目は四回先頭で迎えたMVP2回のトラウトにカウント0-2と追い込みながら低めのカーブをうまく捉えられ、「絶対にワンバンにしないとああいう形になると思いながら投げて打たれた。そういうのはシーズンではなくしていかないけない」と猛省した。
この日は三塁側のエンゼルスのベンチから大谷翔平投手が観戦していた。初回のマウンドに上がる際に大谷と目が合ったという前田は「いる場所が分かったんで、何回か見ました」と証言。トラウトに被弾する直前にも大谷とアイコンタクトがあったことを明かし、「見た後に打たれたからもう見るのやめようと思って」と苦笑いで振り返った。
前日の紅白戦で85球を投げた大谷はこの日の試合を欠場。試合前のチーム練習にも参加せず、疲労回復に努めた。打者・大谷との対戦が実現しなかった前田は「シーズンでチャンスがあると思うので、対戦できればいいなと思います。今はお互い調整段階なのでシーズン中に対戦した方が楽しいのかなと思います」と、7月に予定されている6試合が待ち遠しそうだった。