ダル、退団の川崎氏へ感謝と労い「ムネさんがいなかったら自分はここにいません」
米大リーグカブスのダルビッシュ有が27日、ブログを更新し、自律神経の病気を理由にソフトバンクを退団した川崎宗則氏について「ムネさんがいなかったら自分はここにはいません。これからも末永く、家族どうし仲良くしましょうね」と感謝と労いの言葉をつづった。
ダルビッシュは「友と共に2」のタイトルでブログを更新。川崎の体調について「奥様とは連絡をとっていますが、徐々に良くなっているそうです」と報告すると、川崎との出会いを振り返った。
「ムネさんと初めて話をしたのは2007年北京五輪予選」だったといい、「自分が極度の人見知りで涌井以外と全く話さなかったのを見て、飲みに誘っていただきそこで色々な選手と打ち解けることができました」と、川崎氏のおかげで、チームに溶け込めたと感謝した。
それ以降「ムネさんとは年の差関係なく親友というか家族というか、それほど深い関係になりました」と親密になったいい「ムネさんが日本に帰ると聞いた時は寂しかったのを覚えています」と振り返った。「自分とは対局に位置する人で本当に色々学ばせて頂きました」と、川崎氏の野球に対する前向きな姿勢にダルビッシュも背中を押されていたようだ。
「そんなムネさんの体調が思わしくないと聞いたのは12月なかば」と昨年末に知ったといい、「そこから毎日家族の健康を守っていただいたこと明日もよろしくお願いしますと神様にお願いするのですが、ムネさんのこともお願いするようになりました。何もならないかもだけど、何かなるかもと」と、神様に川崎氏の体調回復を祈り続けているという。
「引退撤回を期待しているけど、このまま引退しても誰にも歩めない野球人生を歩んだだろうから誰も文句は言えないでしょう」とつづり「ムネさん、お疲れ様でした。ムネさんがいなかったら自分はここにいません」と感謝と労いの言葉をつづった。
このブログについて、ダルビッシュの妻・聖子さんもツイッターで「宗さんが大好きで仕方ないんだよね。私も宗さん家族が好き過ぎてたまらない。パパが野球辞めていいか私にずっと聞いてきていた時期、宗さんに助けてもらったね」「人間の可能性は無限」と川崎氏への思いをつぶやいていた。