大谷、サイ・ヤング賞右腕から2戦連続本塁打 前夜の完全無視の同僚は満面笑みで祝福

試合前にマウンドに立って感覚を確かめる大谷(撮影・小林信行)
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 「エンゼルスーインディアンス」(4日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(23)が「8番・指名打者」で出場し、五回の打席で2戦連続本塁打となる2号同点2ランを放った。

 14、17年のサイ・ヤング賞右腕、クルバーとの公式戦初対決。前夜の試合でメジャー第1号を含む3安打3打点の大谷は三回の第1打席で見逃し三振だった。外角146キロのシンカー、外角142キロカットボールのストライクを連続で見送り、追い込まれた後、内寄り148キロシンカーをファウルにしたが、4球目、外角いっぱいに入った148キロフォーシームを見送った。

 3月14日のオープン戦では2打席対戦して死球と二飛。このまま黙っているわけにはいかない。五回1死からシモンズが三塁バント安打でチーム初安打をもぎ取ると、2死二塁のチャンスに打席が巡る。カウント1-1からの外角148キロ速球を振り抜くと打球は左中間フェンスをギリギリに越える同点2ランとなった。

 メジャー初本塁打を放った前夜はベンチに戻ると、同僚たちがメジャーの慣例にならって完全無視したが、この日は全員が満面笑みでハイタッチ。起死回生の同点弾に大盛り上がりだった。

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