大谷まさか2回3失点…消えた悪魔のスプリット 右手のまめで降板、制球できず

レッドソックス戦の2回、右手の指先を気にするエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス-レッドソックス」(17日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(23)がレッドソックス戦に先発したが、初回先頭打者のベッツに先頭打者本塁打を浴びるなどし、2回4安打3失点でリードを許したまま降板した。自身の3連勝はならなかった。打者12人から奪三振は1、四球を2つ与えた。降板の理由は右手にできたまめのためでメジャー自身最短での降板。スプリット、スライダーともに制球できず2回で66球を要した。

 圧巻の投球を披露した9日のアスレチックス戦では地元メディアに“悪魔のスプリット”とも評された大谷の決め球が、機能しなかった。二回までに投じた66球のうち、ストライクは34球。ほとんどの場面でボールが先行した。

 MLB公式サイトの表示に準じ、ストライク・ボールの投球結果を球種ごとにまとめると以下のようになる。

▽フォーシーム 見逃し3、空振り1、ファウル11、ボール13、打撃9

▽スライダー  見逃し4、空振り1、ファウル3、ボール6

▽スプリット  見逃し0、空振り0、ファウル2、ボール12

▽カーブ    見逃し0、空振り0、ファウル0、ボール1

 14球投げたスプリットで見逃し・空振りのストライクが取れず、決め球として成り立たなかった。初回はスライダーに活路を見いだそうとしていたが、二回に入るとそのスライダーも外れてしまい、フォーシーム(直球)に頼らざるを得なくなった。

 フォーシームの威力はあり、安打にされた場面でも詰まらせてはいた。しかし、リーグ打率2位のレッドソックス打線から空振りが欲しいところで取れないことで、大谷にとっては攻め手が失われていった。

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