エンゼルス大谷 ブルペンで20球の投球練習後、4度目のマルチ安打

 「エンゼルス1ー8ジャイアンツ」(20日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(23)が「6番・指名打者」で出場し、メジャー4度目のマルチ安打をマークした。第1打席で中前打、第4打席でも右前打を放ち、4打数2安打だった。

 試合は打線が15、16年に2桁勝利を挙げている今季初登板の先発右腕・サマージャに5回2安打に封じられるなどジャイアンツ投手陣に5安打1点に抑えられ、大敗した。

 4試合ぶりに打者で出場した前日のレッドソックス戦は4打数無安打3三振。スタメン出場8戦目で初めてノーヒットに終わった大谷だが、試合前のフリー打撃では28スイング中9本のさく越えを披露するなど好調ぶりをうかがわせた。

 その練習通り、1点を追う二回2死走者なしで迎えた第1打席でチーム初安打となる中前打。カウント1ボール2ストライクからの4球目、外低めのスライダーをうまく拾うと、打球は二塁手の頭を越えて中前へと抜けた。

 四回の第2打席もサマージャとの対戦。2死走者なしで打席に入り、カウント1ボール1ストライクから左飛に倒れた。

 0-7と大差を付けられた六回の第3打席は2番手の右腕、モロンタと対戦。ここも2死走者なしでの打席となり、カウント1ボールからの2球目を打って左飛だった。

 九回先頭で迎えた第4打席は、左腕投手と対戦し、一、二塁間をゴロで抜く右前打で、13日・ロイヤルズ戦以来、4度目のマルチ安打をマークした。

 大谷は試合前、投手としてブルペンにも入り、17日・レッドソックス戦での先発でできた右手中指のまめを考慮したのか、すべて直球で20球を投げた。順調ならば中6日で24日・アストロズ戦での先発が予想されている。

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