大谷、ヤ軍剛腕から4号先制本塁打!156キロを右翼席へ 田中も苦笑い
「エンゼルスーヤンキース」(27日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(23)がヤンキース戦(日本時間28日)に「5番・指名打者」で出場。打者としては22日のジャイアンツ戦以来4試合ぶりの出場で、メジャー初の5番で起用された。
ヤンキースの先発は快速右腕、セベリーノ。第1打席は二回、1死走者無しで迎えた。場内に大谷の名前がコールされると、大歓声。初球は外角157キロ。2球目はチェンジアップでストライク。1-1から、3球目の内角直球97・2マイル(156キロ)を仕留め、右翼席へ4号ソロを放った。打者として出場した試合では、8戦ぶりのアーチとなった。
打球の初速180・2キロ、飛距離は125メートルで打った瞬間にそれと分かる一撃。ベンチで戦況を見つめていた田中も、思わず笑みを浮かべるしかなかった。
五回、先頭で迎えた第2打席。2球で追い込まれ、カウント0-2からの3球目をスイングし、二ゴロだった。チェンジアップにタイミングを外され、バットも真っ二つに粉砕された。
セベリーノは、今季ヤンキースの開幕投手でここまで4勝1敗、防御率2・32。メジャー屈指の剛腕として知られる。フォーシームの平均球速97・5マイル(156・9キロ)は大谷の97・3マイル(156・6キロ)を上回り、先発ではシンダーガード(メッツ、157キロ)に続く2位。
今季の自己最速100・2マイル(161・2キロ)は大谷が24日のアストロズ戦で110マイル(163キロ)を計時するまで、今季の先発投手の最速だった。
大谷は次回登板が1日(同2日)のオリオールズ戦に決まり、この日の試合前にはブルペンで22球の投球練習。外野でのダッシュ、室内ケージ、フリー打撃という“二刀流”メニューをこなした。
ブルペン入り後には28日(同29日)にメジャー初対決となるヤンキース・田中と談笑。がっちり握手を交わした。
打者としてはこの試合前まで、11試合(代打1試合)に出場し、打率・333(42打数14安打)、3本塁打、11打点をマーク。22日のジャイアンツ戦では初めて4番で起用され、4打数1安打だった。
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