エンゼルス・大谷 4号も左足首負傷で途中交代 マー君と対戦は当日判断

 「エンゼルス3ー4ヤンキース」(27日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(23)が4号ソロを放つも、左足首負傷で途中交代するアクシデントに見舞われた。二回にヤンキースの本格派右腕・セベリーノから右翼席へ先制弾。6日以来の一発に本拠地は沸いたが、五回の次打席で二ゴロに倒れた際の走塁で左足首を捻挫。七回に代打を送られた。田中将大投手(29)が先発予定の28日(日本時間29日)の打者出場は当日の様子を見て決める。

 圧倒的なパワーと卓越したテクニック。大谷がアーチを描いたのは二回だ。内角156キロの直球にバット一閃。腕を折りたたんで鋭く振り抜いた打球は弾丸ライナーとなって右翼席に突き刺さった。

 6日のアスレチックス戦以来、8戦31打席ぶりの4号ソロ。飛距離125メートルの豪快な一撃に本拠地は熱狂した。月間で打者として4本塁打以上を放ち投手として25三振以上奪ったのは、メジャー史上47年ぶりの快挙。打たれたセベリーノも「もう内角には投げない。外角だけ、それもチェンジアップだ」と苦笑いを浮かべた。

 2試合連続で中軸に起用した首脳陣の期待に応える先制弾。しかし、五回の打席でアクシデントに襲われた。二ゴロで一塁へ駆け込んだ際に左足首をひねった。その際、走塁進路に入った相手一塁手ともわずかに接触。アウト後、大谷は一塁手のウォーカーに大丈夫だったか気遣うそぶりを見せた。痛かったのは自分の方にもかかわらず、相手を気遣うところに大谷の人間性をうかがわせた。

 1点を追う七回1死一、二塁の場面で代打を送ったソーシア監督は「明日以降は状態を見ながら」と険しい表情。28日登板の田中とのメジャー初対決は微妙な状況だ。昨年10月に右足首を手術し、今回は左足首の負傷。ただ治療後、大谷は左足をやや引きずってはいたが、球団職員に笑顔で冗談を言って笑うなど表情は明るかった。

 登板予定の5月1日のオリオールズ戦については「分からない」と指揮官。「影響がないことを願っている」。ファンの思いを代弁するようにそう言った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス