大谷、日本時間7日のマリナーズ戦に12日ぶり先発 イチローに「いいところを見せたい」
「マリナーズ9-8エンゼルス」(5日、シアトル)
エンゼルスの大谷翔平投手(23)が6日(日本時間7日午前5時10分)のマリナーズ戦に登板することが正式決定した。
大谷は4月27日のヤンキース戦で走塁の際に左足首を捻挫。症状は軽かったが、同28、29日の試合を欠場し、大事を取って予定されていた今月1日の登板も回避した。
次回登板に向けて調整する一方で打者としては1日からメジャー移籍後初となる4試合連続でスタメン出場。15打数5安打、3得点2打点と結果を残し、チームの4連勝に大きく貢献した。
今季の大谷はここまで4試合に登板し、2勝1敗、防御率4・43。前日はブルペンに入って変化球を交えて30球。この日の試合前には約15分のキャッチボールで調整した。12日ぶりにマウンドに立つ右腕についてソーシア監督は「今日も状態はいいようだし、昨日のブルペンもよかった。出場した試合も問題なくプレーしていた」と話した。
マリナーズには3日に会長付特別補佐に就任し、今季はプレーしないことが決まったイチローがいる。大谷にとっては子供の頃からテレビで応援してきた憧れの人。適時二塁打を含む2安打をマークした前日の試合後には「野球教室に来た小学生がすごく張り切って、いいところを見せよう、そういう気持ちだった」と話し、イチローの存在を意識して打席に立っていたことを明かした。直接対決は来季以降に持ち越されたが、「なんとかいいところを見せれるように頑張りたい」とあすの登板への意気込みを口にしていた。
大谷が登板に備えて5試合ぶりに欠場した試合は、エンゼルスが延長十一回サヨナラ負けを喫し、連勝をは4で止まった。