イチロー、大谷の165キロ「単純に見てみたい」試合前の練習では背面捕球連発し大歓声

場内大スクリーンで紹介したイチローの背面キャッチ(撮影・小林信行)
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 「マリナーズ2-8エンゼルス」(6日、シアトル)

 マリナーズの会長付特別補佐に就任したイチロー外野手(44)が試合前のフィールドで観客を魅了した。

 メジャー登録が可能な40人枠から外れ、すでに今季はプレーしないことが発表されているイチローだが、チーム練習のないデーゲームのルーティーンをこの日も敢行。試合開始1時間半前のフィールドに姿を見せ、ストレッチやジョギングで体をほぐした後、キャッチボールを始めた。

 いつものように少しずつ投げる距離を伸ばし、およそ70メートルの遠投を披露。球団主催のイベントに参加するため、フィールド内にいたリトルリーグでプレーする子供たちやその家族を喜ばせた。

 しかし、それで終わらないのがエンターテイナー・イチローだ。練習パートナーでもあるターナー通訳が投じた山なりの送球に対し、素早く落下地点に入って背面キャッチ。1回、2回、3回…。次第に大きくなる拍手と歓声の中、5回連続で高難度の技を成功。場内の大画面でもその様子が映し出され、大きな注目を集めた。

 試合中はベンチ入りが許されていないため、ベンチ裏に設置されている特殊マシンを使ったトレーニングをやりながらテレビで試合を観戦。対決が実現しなかったエンゼルス・大谷のピッチングについては「ブラジルで見ているのと同じですから。直接やれば、こんなボールだったとか言えるんだけど」と答えづらい様子。「194センチのおじいちゃんになることくらいですかね、欠点は。しんどいかもしれないですけど、それはだいぶ先のことなんで、現段階では(欠点は)なさそうですね」とユーモアたっぷりの言い回しで二刀流の才能を語った。

 今季の対戦がなくなったことには「対戦したいですよ、それは。それはそうでしょう。したいよ、そりゃ」とイチロー。「こっちに来る日本人選手はある程度日本でやっている人ばかりでしょ。基本的には(全員)見てみたい。特別な才能ですからね、あれは。165キロを投げるというのは。それは単純に見てみたい。本当に、それはね」と話した。

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